海外旅行を計画している方の中には、
「添乗員同行ツアーと個人旅行、どちらがいいのかなぁ」
「安全に旅行したいけど、添乗員同行ツアーはちょっと面倒くさそう…」
と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな方に向けて、これまでに10カ国以上を旅した筆者が、
「添乗員同行ツアー」のメリットとデメリットを分かりやすく解説します!
【海外旅行】添乗員同行ツアーのメリット&デメリット
この記事でわかることは以下の5つです。
- 海外旅行4つの選択肢
- 添乗員同行ツアーのメリット7つ
- 添乗員同行ツアーのデメリット6つ
- 添乗員同行ツアーを選ぶべき人・おすすめしない人
- 添乗員同行ツアーの選び方
この記事を読めば「添乗員同行ツアー」のメリットとデメリットやツアーの選び方など、しっかり理解できるので、ぜひ最後までお読みください。
海外旅行の選択肢
海外旅行の手段は大きく4つあります
- 添乗員同行ツアー
プロの添乗員が旅行の全工程に同行し、観光をサポートする。 - 現地ガイドつきツアー
旅行者が目的地に到着したときに、現地の専門ガイドが同行する。 - フリープランのパッケージツアー
航空券やホテルの予約などは旅行会社が手配するが、現地での行動は自己責任。 - 個人旅行
すべて自分で手配する。
これまで4つの手段すべてで海外旅行を経験した筆者が「添乗員同行ツアー」をおすすめする理由を解説します。
【添乗員同行ツアー】のメリット7つ
筆者が実際に添乗員同行ツアーを経験して「よかった」と感じたことは以下の7つになります。
- 旅行に必要な手配はすべて旅行会社がしてくれる
- 実は個人旅行より安い場合が多い
- タイパが良い
- 言葉の不安がない
- トラブルに対応してもらえる
- 現地の情報を教えてもらえる
- 同じツアーに参加した人たちとの交流
一つずつ解説していきましょう。
1.海外旅行に必要な手配は全て旅行会社におまかせ
飛行機のチケットや現地での交通手段の手配、ホテルの予約など、面倒な準備は全て旅行会社が対応してくれるので「現地の有名な食べ物を調べてみよう」「お土産はなにが人気かな?」など”旅行を楽しむ計画”だけに集中できます。
個人旅行での現地予約は、英語が得意でない方にとって大きな壁。外国語サイトでの予約は、翻訳機を使っても「本当に予約はできているのか」不安がつきまといます。
添乗員同行ツアーなら、そんな心配は一切不要。必要なのは「わくわくする気持ち」だけです。
2.意外!実は個人旅行より価格が安い場合も
旅行会社が航空券や宿泊施設、観光地の入場券などを団体で一括予約するため「団体料金」が適用され、個人で手配するよりも安くなることがあります。
筆者も以前マチュピチュへの個人旅行を計画した際、現地での移動や通訳の手配を考えると「ツアーの方が安くなる」と添乗員にアドバイスを受けました。
もちろん、旅行先やシーズン、旅のスタイルによって価格は異なります。自分にとって一番「コスパの良いプラン」を探して、賢く旅を楽しみましょう!
3.添乗員同行ツアーは「タイパ」が抜群
移動手段やルートがあらかじめ計画されているので、有名な観光スポットを効率よく巡ることができます。
貸し切りバスを利用するケースが多く、現地のバスや電車の遅延など、海外でありがちなトラブルに悩まされる心配もありません。
筆者は個人旅行でキューバに行った際、トラブルで予約していたバスに乗れず、急きょ相乗りタクシーを利用したことがあります。道中の客の乗り降りで移動時間が大幅に遅れ、楽しみにしていた目的地に到着したときにはすでに夕暮れ。昼間の計画が全て台無しになりがっかりした思い出があります。
トラブルも海外旅行の醍醐味ですが、行きたい場所をしっかり楽しむことが一番の目的。
添乗員同行ツアーなら「タイパ」抜群で、旅行時間を最大限に楽しめますよ。
4.日本語しか話せなくても大丈夫!現地交流もバッチリサポート
海外旅行で心配になるのが「言葉の壁」ですが、添乗員同行ツアーならその不安は不要です。
現地の言葉がわからなくても、添乗員がしっかりサポートしてくれるので、安心して観光を楽しめます。
とはいえ、「せっかく海外に来たのだから、現地の方と直接コミュニケーションを取ってみたい」と思う方も多いはず。そんなときは、ぜひ添乗員に相談してください。現地の方との会話を橋渡ししてくれるので、気軽に外国語に挑戦できますよ。
筆者も以前、ホテルのバーで添乗員を介して現地の方とお酒を飲む機会がありました。わからない部分は添乗員がサポートしてくれたので、拙い英語でも会話を楽しめて、旅の思い出がさらに特別なものになりましたよ。
5.想定外のトラブルも大丈夫!添乗員がいるから「安心の旅」に
「ホテルのお湯が出ない」「パスポートを紛失した」「身体の具合が悪い…」想定外のトラブルは海外旅行につきもの。個人旅行だとどう対応していいかわからず、途方に暮れてしまいます。
ツアーに同行する添乗員は旅行のプロです。これまでの経験を活かしさまざまなトラブルに対応してくれるので安心して旅行が楽しめますよ。
筆者もチェコを訪れた際、コンタクトレンズの洗浄液を忘れてプチパニックに陥ったことがありましたが、添乗員がすぐに現地のドラッグストアを調べて案内してくれたおかげで、トラブルもすぐ解決。
安心して旅行が楽しめました。
6.ネットではわからない!添乗員が教えてくれる“生”の現地情報
海外旅行では事前にリサーチをすることが大切ですが、現地の文化やマナー、細かな注意点まで全て網羅するのは難しいですよね。
添乗員同行ツアーなら行く先々で、現地の習慣や喜ばれるマナーなど、実用的な情報を事前に教えてくれるので恥をかかず気持ちよく旅行を楽しめます。
自由時間も近場の人気スポットや穴場なお店の情報を教えてもらえば、より充実した時間を過ごせますよ。
添乗員が教えてくれるのは「良い情報」だけではありません。スリが多いエリアや現地で流行している犯罪の手口など、危険な情報も教えてくれます。
海外旅行はつい浮かれてしまいがちですが「日本とは違う」と危機感を持つことも大切。
添乗員の注意をしっかりと念頭に置き、安心安全な行動を心がけましょう。
7.気まずくない!同じツアー参加者との交流は意外と楽しい
基本的にそれぞれの同行者と過ごすことが多いため、他の参加者と無理に交流する必要はありません。ただし、ツアーに組み込まれた食事の時間などで他の参加者と同じテーブルにつくことがあります。
「よく知らない人と食事なんて気が重いな…」と不安になる方もいるかもしれませんね。
実は筆者もツアーに参加するたび、最初の合同食事の場面では少し憂鬱な気分になります。
ですが住む場所も年代も全く違う、普段の生活では接することがない人たちと交流するのは意外と楽しいもの。他の海外ツアーや利用してよかったプランなど、貴重な情報交換ができるのもツアーならではの醍醐味です。
終わってみれば「気まずい」よりも「楽しかった!」という記憶が勝ることばかりでした。
【添乗員同行ツアー】のデメリット6つ
筆者が実際に添乗員同行ツアーを経験して残念に感じたことは以下の6つになります。
- 自分のペースで観光ができない
- 訪れたい場所に行けないことも
- ホテルが不便・都市から離れた場所にある
- 旅行会社が用意したレストランが好みではない場合も
- 旅行会社が指定するお土産屋は割高な商品が多い
- 気遣いが必要
一つずつ解説していきましょう。
1.自分のペースで観光ができない
添乗員同行ツアーは、効率よく観光地を回るためスケジュールが細かく決められています。
そのため「もう少しゆっくり見たいのに…」と残念に感じる場面も出てくるでしょう。
筆者もこれまで何度か「まだ全然見足りない!」と思いながら集合時間を迎えた経験があります。
有名建築家が手掛けた建物を、移動中のバスから車窓越しに眺めるだけだった、なんてこともありました。
2.ツアーのプランによっては、行きたい場所に行けないことも…
訪れる観光地があらかじめ決まっているため、プランにないスポットに行くことは難しいです。
自由時間を使って行こうと思っても、集合場所からの移動距離や時間を考えると…残念ながら断念する場合が多いです。
3.ホテルが都市から離れた場所に…不便な立地に要注意
安価なツアーでは、宿泊するホテルが都市の中心部から離れていることがよくあります。
周辺にお店や観光スポットがないとホテルに着いてから何もすることがなく、せっかくの貴重な時間を無駄にしていると感じます…
筆者もスペインを訪れた際、ホテルの近くにほとんど何もなく、あるのはレストランが一軒だけ。
それもなぜかイタリアンだったので「せめてスペイン料理が食べたかった…」とがっかりした思い出があります。
4.旅行会社が用意したレストランが好みではない場合も…
ツアーには必ず、旅行会社が指定したレストランで食事を取る時間が組み込まれています。
団体旅行者向けのレストランが多く、メニューもあらかじめ決まっている場合があるため「望んでいた料理が食べられない」「料理が好みじゃない」ことが多々あります。
現地の人々が訪れる人気店や、行ってみたかったレストランで食事をしたい場合は、自由時間を活用して個別に楽しみましょう。
5.割高な商品に注意!旅行会社が指定したお土産屋
多くのツアーでは、スケジュールのなかに旅行会社が指定したお土産屋に立ち寄る時間が組み込まれていますが、注意すべきは価格が割高な場合が多いことです。
筆者もドイツ旅行の際、旅行会社指定のお土産屋でハーブソルトを購入しましたが、後でスーパーを覗いたところ同じような商品が安く売られていて、なんだか損した気分になりました。
お土産の購入時は、旅行会社指定のお土産屋だけに頼らず、地元のスーパーや市場をチェックしてみましょう。
6.団体旅行なので気遣いが必要
複数の参加者と過ごすツアーでは、お互いへの配慮が「旅行の質」を大きく左右します。
時間厳守は絶対です。「観光時間も短かったし、ちょっとくらいいいか」と思うかもしれませんが、集合時間に遅れると、その後の全体のスケジュールに影響が出てしまいます。
自分の都合を優先するのではなく、ツアー全体を考えることが大切です。
移動バスの車内など、密室で過ごす時間も気遣いが必要。
大きな声で話さない、香りの強いものを控える、通路をふさがないなど、基本的なマナーを守り、みんなが快適に過ごせるようにしましょう。
添乗員同行ツアーを選ぶべき人・おすすめしない人
添乗員同行ツアーを選ぶべき人
- 海外旅行初心者
- 外国語が全くわからない
- 方向音痴・地図を読むのが苦手
添乗員同行ツアーをおすすめしない人
- 1都市に滞在する
- 観光より食事や買い物がメイン
- トラブルも楽しみたい
【添乗員同行ツアーの選び方】4つのポイント
添乗員同行ツアーを選択する場合、注目すべきポイントは以下の4つになります。
- 行きたい場所の優先順位をつける
- 自由時間の多さは自分の好みとすり合わせる
- 旅行会社が食事を用意する回数は慎重にチェックする
- 宿泊ホテルの周辺を事前に確認する
一つずつ解説していきましょう。
1.「どこに行きたいか」「何を見たいか」優先順位を明確に
行きたい場所を全て網羅するツアーがあれば最高ですが、予算や日数を考えると全てを叶えるのは難しいもの。
「行きたい場所」や「見たい景色」の優先順位をしっかりと決めて、自分の理想と近いツアーを選ぶようにしましょう。
上位3つの目的地に絞ってツアーを探すと、選択肢が絞りやすくなりますよ。
ツアーの中には、自分が知らない場所が含まれていることもよくあります。興味がない場所だと「時間がもったいない」と感じるかもしれませんが、ツアーで訪れる先はほとんどが有名な観光スポット。
個人で計画していたら得られなかった意外な感動が味わえるメリットがあります。
2.自由時間が多ければ「個人旅行」気分も味わえる
ツアー選びで最も注目したいのが、自由時間の多さ。
自由時間が多ければ多いほど個人旅行気分も味わえるので「安心」と「自由」という「ツアー」と「個人旅行」の良いとこどりができますよ。
自由時間に不安を感じる人は、スケジュールがしっかり詰まったツアーを選びましょう。
「街そのものが世界遺産」など街全体が観光スポットであれば、そこに滞在している間「全て自由時間」になっていることも多いのでおすすめです。
3.食事が組み込まれている回数は訪れる場所によって慎重にチェックを
食文化が豊かな国や現地の料理を楽しみにしている場所では、なるべくスケジュールに食事が組み込まれていないツアーを選ぶのがベスト。
自由に自分でレストランを選べば、より楽しく、美味しい食事が楽しめます。
一方、食文化がよくわからない国や治安に不安がある場所では、3食しっかり食事が組み込まれたツアーを選ぶ方が無難です。現地での食事に不安を感じることなく、安心して旅行が楽しめますよ。
4.宿泊ホテルの立地をしっかり確認しよう
ホテルが都市部や観光地周辺にあれば理想的ですが、予算的に難しい場合もあります。
ただ都市部ではなくても、ホテル周辺に散歩が楽しめるお店や美しい景色があれば、時間が空いたときに気軽に楽しめますよ。
Googleマップで事前にチェックしておきましょう。
以上が海外旅行「添乗員同行ツアー」のメリット&デメリットになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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